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A.G.2008年10月16日 天候:雨のち晴れ本日は騎兵隊との合同訓練が行われた。
これまでの訓練と違い、実践さながらの訓練だった。
これまで、我々訓練生も遊んできたつもりはなく、真剣に訓練に取り組んでいたつもりだったのだが、今日の訓練でまだまだ甘かったことを痛感させられた。騎兵隊の鬼気迫る表情は生死というものが感じられた。
訓練後、視察に来られていたヴァッセル大佐からこんな話があった。
戦場において死は特別なものではない。なぜなら、たとえどんなに元気だったとしても弾に当たれば死んでしまうからだ。そして、戦場ではそれが飛び交っている。
日常において死とは、ある意味ドラマティックかもしれない。
だが、戦場では今朝生き生きとしていた戦友が夕方気付くと戦場から戻っていない。それほど戦場の死とはあっけないものなのだ。死に対して感覚が麻痺しているのかもしれない。
我々は兵士だ。戦場で人を殺すこともある。もちろんそれは罪ではない。だからこそ我々は戦う理由を忘れてはならない。理由を忘れてしまった兵士はただの殺戮者に成り下がるのだから。
では、我々が戦う理由は何か。
敵を倒す事か?答えはNoだ。
我々はこの戦争を終わらせるために戦っている。
我々の敵は敵国でもなければ敵兵でもない、戦争そのものなのだ。
だから忘れないで欲しい、我々は憎しみで戦ってはいけないということを。憎しみは負の連鎖を生む。そして負の連鎖では戦争が終わることはないだろう。
最後にもう一度言っておく、我々の敵は戦争である。
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